ことし7月、京都市内の探偵業者がストーカーをしていた男からの依頼をきっかけに、女性のマンションで書類を盗んだとして逮捕・起訴された事件を受け、警察は30日、市内の探偵業者に対し、法令順守とともに、依頼の背景に何があるのかを見極めるよう促す研修会を開きました。
警察からは法令の順守を徹底することが呼びかけられたほか、人権問題に詳しい弁護士の講師からは、結果的にストーカー行為などに利用されるおそれもあり、依頼は趣旨を十分に確認してから引き受けるよう呼びかけられました。
講師の辻孝司弁護士は「探偵の仕事は人を傷つける可能性があり、高い倫理観をもって行動してほしい」と話していました。
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引用:https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240930/2010021062.html
京都市中京警察署で探偵業者を集めストーカーに関する研修会がひかれたきっかけ
この研修会が開かれるきっかけになったのは、ストーカー規制法違反ほう助の疑いで京都市下京区の探偵(55)が逮捕された事件。2023年9月に無職の男性が40代女性に対してのストーカー規制法違反容疑などで逮捕されました。
40代女性の個人情報は京都市中京区の探偵が提供していた。警察によると、探偵はストーカー行為と知りながら女性の住所を教えたことが問題となりました。探偵社は「息子の結婚相手の調査」と言われて調査したとはいえ、警察は「何度も素行調査をする上で、息子と接触しないことがでおかしいなと思っていたのに売り上げの為に調査を続けた」これが問題となりました。
警察に質問しました「本当かどうかわからない場合はどうすればいいのか?」
依頼者がウソをついて探偵を利用することがあるのはわかっている。だけど、ある程度の段階で家族がいることの確認をしっかりとったり、その結果により打ち切ることができた、または相手を止めることもできたのにもかかわらず、利益の為に継続したことが問題、途中でやめていれば問題はなかった。継続したことが問題でした。
研修会を受けてみて
まず、京都はるか法律事務所の辻孝司弁護士が、私たち探偵に対して敬意を持ってお話を進めてくださったことにびっくりしました。本当に立派な弁護士だと思いました。その中で、「私たちも弁護士も探偵業者も対価をもらい依頼者に使われる身、相手のことを苦しめる力も助ける力もある、その力は倫理観を持ってしっかり相手を見定めて使って欲しい」とおっしゃっていました。
アーカス探偵事務所京都では、親族でない調査は断り、家族であっても、必ず証拠の提出をお願いしています。